キッズプレートという会社の名前について、「一体どういう意味ですか？」と聞かれます。「子供の商品を扱ってるのでしょうか？」とも聞かれます。お子様ランチ用のお皿の発注見積もり依頼のFAXが届いたこともあります。
真面目な話を人前でするのは得意ではないですし、多くを語るのが苦手な私はたいてい、「社長の頭が子供だからです。」と答えます。すると多くの人は、「ああ、そうなんですね」と、話を済ませます。
それで納得されてしまうのは「どうかな」とは思いますが、実際そういう面があるのは間違いないので仕方ないとして、実はこの説明は社名の由来の一部しか語っていません。

ご存知かとは思いますが、キッズプレートというのは、お子様ランチ用のお皿のことです。また、お子様ランチそのものを指す場合もあります。
お子様ランチ用のお皿を思い浮かべてください。（見たことがない、しらない、という人は検索してみてください。）お子様ランチのお皿は、いくつかのセクションに別れています。その仕切られたエリアにはそれぞれ、ハンバーグや、ケチャップライスや、エビフライや、サラダや、デザートなど、子供が喜んで食べてくれる食材がきれいに並びます。それぞれ、いろいろな栄養、いろいろな味、いろいろな色、色々な香りの食べ物が、そこにきれいに盛り付けられることを予め想定して、器が作られているのです。そしてその器のデザインも、きれいな色、面白い形、漫画のキャラクターの顔がお皿になっていたり、乗り物を模したり。食事の時間をいかに楽しく過ごせるか。食の細いお子さんにも、興味を持ってもらえるか、考えて作られています。
どんなに頭の硬い人だって、自分の子供を目の前にして「食べ物のお皿が車の形をしている必要があるのか？そもそも食べ物と車は関係あるのか？」なんて無粋なことは言わないでしょう？「自分の子供が楽しく、美味しくご飯を食べてくれるなら。」きっとそんな思いでお皿を手にとるはずです。
そして、お子様ランチを成立させている食材も、子供が大好きなものを考えて作られています。お店によっては、素材からちゃんと吟味して、B級グルメの寄せ集めにならないように、そしてそれでいてちゃんと美味しいお子様ランチを作ってくれるお店だってあります。
そして、キッズプレートを目に前にした子供の周りには、絶対に笑顔が集まっているはずです。怒っていたり、悲しんでいたり、争っている場所にキッズプレートは存在しません。

インターネットが世に普及したことや、シンギュラリティの予測を例に出さずとも、私達は大きな技術変化の波の只中にいることは間違いありません。
私達は、その時に新しくて、最適で、楽しい技術をコンテンツに置き換えていくことを常にテーマにしています。それは常に勉強し続けることであり、チャレンジであったりします。
私達は、毎日のように展開される新しい技術やコンテンツを、常に色とりどりにそろえ料理して、盛り付けられているお皿でありたい。
そんな常に未来を見続ける「子供の気持ち」、常に楽しいことを求める「子供ごころ」を大切に、日々制作・開発を進めています。

あなたに、あなたのお客様のこころに、キッズプレートでお伝えできることがあれば幸いです。